季刊リコーダー 春号
すっかりごぶさたしてしまいました。今日は春の嵐・・・帰りの電車の中で昨年秋の台風を思い出していました・・やはり今日も超えられなかった江戸川の橋・・・かろうじて10分ほどの待機で風速30メートル/秒の暴風はおさまり、どうやら30分ほどの遅れで帰宅できました。みなさまご無事で自宅で過ごしていらっしゃることを祈るばかりです・・・
『季刊リコーダー 春号』が間もなく、4月15日に発刊の運びとなります。今回も充実した内容になりました。貴重な情報をお寄せ下さったみなさま、私の原稿を最後まで忍耐強く校正し続けて下さった編集のみなさま、心から感謝申し上げます。
『季刊リコーダー』こだわりのスペシャル・インタビューは、リコーダー製作家の斉藤文誉(さいとうふみたか)さん。これでもか、というほどの奥の深い話題、とてもすべてを文字にすることなどできず、2回、3回・・・と連続することにいたしました。新年早々に一時帰国されていた斉藤さんを“つかまえて(!)”行われたインタビューですが、2時間をはるかにこえてのロング・インタビュー。リコーダー・ファンの方たちにはきっと満足いただける、ほんとうに興味深いお話です。
そして、今回の公開講座は、世界的リコーダー奏者のケース・ブッケ氏です。私はオランダ留学中に、何度かブッケ氏の演奏会に足を運びました。隙のない超絶技巧と考え抜かれたフレージング、鋭い目つきはステージの上で「ちょっと無愛想?」とも思えてしまうのですが、納得の演奏に若かりしワタクシはため息をもらしたものでした。目の前の、貫録あるケース・ブッケ氏が受講生にするアドヴァイスのひとつひとつから、あの頃オランダで耳にした氏の音楽がそのまま蘇ってくるようでした。こちらもまた2日間にわたるロング・マスタークラス。2~3回の連載になります。
どうぞ、今号もお楽しみに。お手元に届くまでほんの少し、お待ちくださいませ。
4月から、東京上野にある大学勤務が始まりました。博士課程に通う時分がそうだったように、再び上野公園の桜と秋の木々から季節の移り変わりを感じる日々を過ごすことができることがうれしくてたまりません。
長かった冬を越えた上野公演の桜は少しずつ色づき始め、それでもまだ何やらはずかしそうで・・・は~るよ来い♪ とほほえみながら歌うさくらたちのうれしそうな歌声が聞こえるようです。
春の嵐の後は・・・美しい桜がほんとうに楽しみですね
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